MELODIC POWER METAL 2大バンド激突

ブラジルのANGRA、ドイツのBLIND GUARDIANという現代パワーメタルシーンを代表するベテラン2バンドによるカップリングでジャパンツアーが実現しました。
単独来日では集客が厳しいこのご時世とは言え、豪華すぎるラインナップです。
東京は2/2(金)CCレモンホール(渋谷公会堂)、12(月)厚生年金、13(火)AXという『90年代前半かよ!?』と思ってしまうような規模の大きい興行です。
という事でツアー初日の渋公に行ってまいりました。
ちなみに両バンドとも全てのアルバムを持ってはいるものの、ANGRAは前回ツアーの2005年3月のAX、BLIND GUARDIANは初来日の1992年12月のNHKホール以来、ともにライヴを観るのは2回目です。
日によって出演順が違うのですが、この日は先にANGRA、後がBLIND GUARDIANという順でした。

トップバッターはANGRAです。
11月に地元サンパウロで15周年記念ライヴを行っているのですが、今回はその縮小版といった感じでしょうか。
"Carry On"〜"Nova Era"のメドレーから始まり、往年の名曲のオンパレードでした。通常のヘッドライナーギグと違って持ち時間が短い事を考慮してこういう選曲になったのでしょうか。各アルバムから満遍なく代表曲と言える楽曲がプレイされました。
「いかにもパワーメタル」な曲の応酬に観てるこちらは当然の如く頭振りまくり、サビで歌いまくり。"Rebirth"では思わず涙がこぼれてしまいました。

次はBLIND GUARDIAN
先述したように92年以来14年ぶりのライヴ体験でした。しかも前回はNHKホールの3階席、今回はお隣の渋公で最前列です。
しかし、ベースを持たずに歌うハンズィというのも今更ながら違和感がありますね。
実は正直なところ、ここ数作には入り込めなかったのですが、BLIND GUARDIANも持ち時間の関係かANGRA同様にヒットパレード状態。
内心、「ANGRAヘッドバンギングしまくったから、BLIND GUARDIANは大人しく観ていよう」と思っていたのですが、4曲目ぐらいで"Valhalla"がプレイされた所で、こちらもスイッチオン!
2nd、3rdあたりの曲を今もやってくれてるのは嬉しかったですが、欲を言えば"Majesty"か"Banish From Sanctuary"あたりのヘッドバンガーズナンバーをもう1曲やってくれたら満足だったのになぁ。