20190916 薬師丸ひろ子 東京エレクトロンホール宮城

生まれて初めて好きになった芸能人が薬師丸ひろ子さん。

初めて映画館に観に行ったのが83年(中学1年)の『里見八犬伝』。

初めて自分のお金で買ったLPレコードが1984年2月14日に発売された『古今集』。

大和のジャスコで予約して買ったのを覚えています。

 

その後アイドルは斉藤由貴さん、南野陽子さんなどのファンになるのですが、中3から日本のロック、高1からハードロック/ヘヴィメタルの世界に行ってしまうので、ロック以外のコンサートはナンノさんのに1~2回行ったぐらいしか記憶にありません。

 

ひろ子さん自身、音楽活動をされていない時期があったり、2010年代にコンサートをやられるようになってからも、土日は仕事が休みづらかったり、休めてもチケットは速攻でSOLD OUTになったりで、なかなか観る機会に恵まれませんでした。

今回のツアーで東京と仙台に申し込んだところ、東京は落選、仙台は当選し、ファン歴36年にして初めて生で観られる事となりました。

実は日程が9/16(月)と書いてあるのを見て、「平日だ!」と思って申し込んだのですが、敬老の日で祝日だと気づいたのはチケットが当選してからでした。

 

当日は新幹線にてお昼頃仙台に到着。

会場の場所をチェック。扉の向こうでは準備している様子が見えました。

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東京エレクトロンホール

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物販準備中

お昼ご飯を食べてから、14時からのグッズの先行販売へ。
MCで言ってましたが、このようなグッズは初めて作ったそうです。

 

コンサートは16時開場、17時開演。

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17時ジャストに最新アルバム『エトワール』収録の“野の花”でスタート。

2曲目“すこしだけやさしく”では手拍子が起こりました。

NHKみんなのうた』で使われた“窓”、前作アルバム『Cinema Songs』収録の“コール”と近年の曲が続き、懐メロ歌手ではないという事を感じさせます。

“コール”は玉置浩二さんのカバーですが、玉置さんの名前は出ませんでしたね。

“元気を出して”は、僕が初めて買ったアルバム『古今集』のオープニングを飾る曲。約36年の時を経て生で聴けるというのは感慨深いものがあります。

意外だったのが『花図鑑』収録の“ローズティーはいかが?”。松本隆のミステリアスな歌詞、井上陽水作曲による耽美なメロディ。MCでも「今までやった事がない」と言ってましたが、この曲が聴けたのは嬉しかったですね。

 

本編終盤はメイン・テーマ~ひろ子さん映画デビュー作品『野生の証明』主題歌・戦士の休息(町田義人さんのカバー)~探偵物語セーラー服と機関銃~Woman "Wの悲劇"より という圧巻の流れ!

1~2年前にハイレゾ対応ウォークマンを手に入れた時に真っ先にダウンロードしたのがひろ子さんの初期のシングル集だったのですが、メイン・テーマのヴォーカルの美しさは絶品!これを30数年後にほぼイメージ通りに歌われるひろ子さんはまさに歌姫でしょう。

 

アンコールは『あまちゃん』でひろ子さん演じる大物女優・鈴鹿ひろ美さんが歌った“潮騒のメモリー”。

TVでリアルタイムで見ていて鈴鹿さんがこの曲を歌った時に涙が止まりませんでしたが、今回のツアーで初めて披露されてるようでラッキーでした。

しかも仙台で聴けたというのは非常に意義深いと思います。

続いて『ねらわれた学園』主題歌、ユーミンの“守ってあげたい”。こちらもひろ子さんの透き通るハイトーンを活かしたアレンジとなっておりユーミンや、既にカバーしていた原田知世さんともイメージの違うものに仕上がってました。

ラストは最新アルバムのタイトルトラック“エトワール”。

オープニングとエンディングに新曲を持ってくるところに、現在に対する自信を感じますね。

最後は客席全員スタンディングオベーション。割れんばかりに拍手が鳴りやみませんでした。